メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)による苦痛:保菌状態の経験および理解★

2009.11.30

Suffering from meticillin-resistant Staphylococcus aureus: experiences and understandings of colonization


M. Lindberg*, M. Carlsson, M. Hogman, B. Skytt
*Uppsala University/County Council of Gavleborg, Sweden
Journal of Hospital Infection (2009) 73, 271-277
本研究の目的は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)(MRSA)保菌状態に関する個人の経験および理解を調査することである。13名に面談を行い、内容分析法で解析した結果、「侵害(invaded)、不安(insecure)、および孤独(alone)」という主題が浮かび上がった。参加者らは、日常生活の中で恐怖や制限を経験し、それとともに他者を感染から守る必要性を表明した。さらに、彼らは医療従事者によって対応や情報が異なると感じ、満足している者もいれば満足していない者もいた。報告されている恐怖、制限、および不十分な患者-医療従事者の関係が、MRSA保菌者に受け入れがたい苦痛をもたらしていた。したがって、医療部門はMRSA管理について責任を負うべきであり、医療従事者はMRSA保菌者のニーズに適切に応えるために、専門性および情報提供能力を向上させる必要がある。
サマリー 原文(英語)はこちら
監訳者コメント:
保菌者のメンタルな支援体制を確立するために、その現状把握は重要である。感染看護において今後、我が国でも真剣に取り組むべきテーマである。

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