ブラジル・サンパウロ州の医療関連感染サーベイランスプログラム:その実施および最初の3年間の結果

2010.12.31

Surveillance Programme for Healthcare Associated Infections in the State of Sao Paulo, Brazil. Implementation and the first three years’ results


M.C. Padoveze*, D.B. Assis, M.P. Freire, G. Madalosso, S.A. Ferreira, M.G. Valente, C.M.C.B. Fortaleza
*Centro de Vigilancia Epidemiologica, State Health Department, Sao Paulo, Brazil
Journal of Hospital Infection (2010) 76, 311-315
医療関連感染に関するデータの収集・分析には、政府がそのためのプログラムを開発する必要がある。本稿ではブラジルの医療環境について、およびサンパウロ州医療関連感染サーベイランスプログラム(Programme for Surveillance of Healthcare Associated Infections in the State of Sao Paulo;PSHAISP)の2004年から2006年におけるプログラムの実施とその中間結果について述べる。医療環境の特性の評価は全国的データベースを用いて実施した。PSHAISPは急性期病院または長期ケア施設の各部門を対象として実施した。急性期病院のサーベイランス対象部門は、外科部門、集中治療室、および高リスク新生児室とした。サーベイランス対象の感染症は、清潔手術での手術部位感染症、肺炎、尿路感染症、デバイス関連血流感染症とした。長期ケア施設部門については全入院患者を対象として、肺炎、疥癬、胃腸炎の報告を行った。プログラム実施1年目は457の医療施設が参加したが、これは全国的データベースに登録された病院の51.1%に相当する。本研究で得たデータは初期の結果ではあるが、すでに医療関連感染のサーベイランスと予防の両方の教育に活用されている。PSHAISPの結果は、多数の病院からデータ収集が実施可能であることを示しており、サンパウロ州による介入効果の評価、および資源配分にあたって有用であると考えられる。
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H.-C. Chen*, Y.-L. Chen, W.-C. Lee, T.-H. Tsai, K.-L. Pan, Y.-S. Lin, M.-C. Chen
*Chang Gung University College of Medicine, Taiwan
Journal of Hospital Infection (2020) 105, 272-279

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