新生児集中治療室におけるセラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)アウトブレイク:非薬用液体石けんの汚染とリスク因子

2009.05.31

Outbreak of Serratia marcescens in a neonatal intensive care unit: contaminated unmedicated liquid soap and risk factors


S. Buffet-Bataillon*, V. Rabier, P. Betremieux, A. Beuchee, M. Bauer, P. Pladys, E. Le Gall, M. Cormier, A. Jolivet-Gougeon
*CHU Pontchaillou, France
Journal of Hospital Infection (2009) 72, 17-22
本研究では、新生児集中治療室におけるセラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)のアウトブレイクと、その調査および制御について報告する。3か月間で、乳児5例にS. marcescens単一株の保菌または感染が認められた。症例対照研究、培養調査、およびパルスフィールド・ゲル電気泳動解析から、S. marcescensの感染源としてソープディスペンサーのボトルが関与していることが示された(P=0.032)。S. marcescens保菌・感染乳児は、中心静脈カテーテルまたは経皮的静脈カテーテル留置率が高く(P=0.05)、気管内挿管日数が長かった(P=0.05)。ソープディスペンサーは多くの病院で使用されており、院内感染源として認識されていない可能性がある。石けん使用時に空気の取り込みがない「エアレス」ディスペンサーを使用することで、この想定される感染源を抑制することができた。迅速な介入とアルコール製剤による手指消毒の厳格な遵守が、このアウトブレイク制御を成功に導く重要な因子であった。
サマリー 原文(英語)はこちら
監訳者コメント:
エアレスディスペンサーとはいかなるものか? 機能的には理解できるが残念ながら写真が掲載されていなかった。

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