欧州規格 EN 14348 に基づいた殺結核菌効果試験における pour plate 法の使用:比較研究

2023.02.23

Use of the pour plate technique in tuberculocidal efficacy testing according to EN 14348 — a comparative study

K. Teckemeyer*, U. Ißleib, C.K. Tan, N. Radischat, S. Prüß, L. Paßvogel, K. Steinhauer
*Schülke & Mayr GmbH, Germany

Journal of Hospital Infection (2023) 132, 78-81


結核菌(Mycobacterium tuberculosis)の拡散を防ぐためには、効果的な消毒戦略が不可欠である。消毒薬の殺結核菌効果は、消毒薬の in-vitro 試験による検査によって、例えば欧州の消毒薬試験で用いられる、欧州規格(EN)14348 に従った、代理微生物としてマイコバクテリウム・テラエ(Mycobacterium terrae)を用いた十分に確立された定量的懸濁試験によって確認することができる。

欧州の他の標準試験では、例えば EN 13727 および EN 13624 では、pour plate 法の使用が十分に確立されているが、EN 14348 では spread plate 法のみが認められている。

EN 14348 に従った M. terrae を用いた比較実験を、過酢酸ベースの消毒薬を用いて実施した。pour plate 法か spread plate 法のいずれかを用いて培養を行った。

pour plate と spread plate における M. terrae の増殖について、コロニーの大きさおよび形態を観察して比較した。しかし、EN 14348 に記載された定量的懸濁試験において、清潔条件下と汚濁条件下のいずれについても、spread plate または pour plateのいずれを適用した場合でも、得られた殺生物効果のデータに有意差は認められなかった。

サマリー原文(英語)はこちら

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特に無し

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