ヒューマンファクターデザインを適用した感染経路別予防策の使用に対する医療従事者の遵守改善:前向き多施設研究

2019.09.29

Improving healthcare worker adherence to the use of transmission-based precautions through application of human factors design: a prospective multi-centre study


V.R. Williams*, J.A. Leis, P. Trbovich, T. Agnihotri, W. Lee, B. Joseph, L. Glen, M. Avaness, F. Jinnah, N. Salt, J.E. Powis
*Sunnybrook Health Sciences Centre, Canada
Journal of Hospital Infection (2019) 103, 101-105
感染経路別予防策の重要な要素は個人防護具(PPE)の使用であるが、医療従事者の遵守は依然として最適とはいえない。感染経路別予防策の遵守改善のため、(1)標識の改善、(2)標識の設置の標準化、(3)一体化顔面シールド付きマスクの導入、(4)PPE の入手しやすさの改善、を含むヒューマンファクターに基づく介入を実施した。医療従事者の正しい PPE の着用は、有意な改善がみられた(79.7% vs 56.4%、P< 0.001)。この取り組みは教育単独よりも効果的かもしれないが、持続可能性および医療関連感染症の伝播に対するその後の影響を明らかにするために、さらなる研究が必要である。
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監訳者コメント
「ヒューマンファクターに基づいた介入」というが、主には標識(ポスター)の活用である。ホームページからポスターが自由にダウンロードできるようになっている。

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F. Bruyère*, P. Laine, G. Saint-Jalmes, S. Malavaud, B. Pradere
*Service d’Urologie, CHRU Tours, France
Journal of Hospital Infection (2020) 104, 302-304

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