地域熱傷センターにおけるカルバペネマーゼ産生菌の制御★

2016.06.23

Prevention and control of carbapenemase-producing organisms at a regional burns centre


L. Teare*, J. Myers, A. Kirkham, T. Tredoux, R. Martin, S. Boasman, A. Wisbey, C. Charlton, P. Dziewulski
*St Andrew’s Centre for Plastic Surgery and Burns, UK
Journal of Hospital Infection (2016) 93, 141-144
世界の多数の地域で、カルバペネマーゼ産生菌が流行している。このような国から英国に内科患者が転院してくる場合、我々は制御システムを整え、その後の伝播を回避する必要がある。本報告では、地域熱傷センターが初めて直面した異なる 2 件の事例によるカルバペネマーゼ産生菌発生例 4 症例について述べる。我々の経験から学ぶべき重要な点として、カルバペネマーゼ産生菌の流行地域から来た患者に対する経験的抗菌薬投与では、本菌を考慮に入れることが重要である。我々は、接触培地を用いて、清掃後の細菌数の多さを立証し、職員の関与および教育を継続することの重要性とともに、最終清掃(退室後清掃)の戦略について報告する。
サマリー原文(英語)はこちら
監訳者コメント
この施設で最終清掃に使用された高輝度狭帯域光環境汚染除去システムについては、Journal of Hospital Infection (2010) 76, 247-251(HINS-light EDS http://www.micks.jp/jhi/2010/12/20101111.html)、Journal of Hospital Infection (2014) 88, 1-11(http://www.micks.jp/jhi/2014/09/20140901.html)に詳述されている。本文中には、具体的な退室後清掃についてのポイントが示されており、参考になった。

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*Medical University of Vienna, Austria

Journal of Hospital Infection (2024) 147, 188-196





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