血液培養の汚染菌★

2014.05.31

Blood culture contaminants


S. Dawson*
*Great Western Hospital, UK
Journal of Hospital Infection (2014) 87, 1-10
血液培養は必須の診断ツールである。しかし、その汚染が患者のケアに影響を及ぼし、入院期間の延長、検査の増加、および不適切な抗菌薬使用をもたらすことがある。本研究の目的は、血液培養汚染率に影響を及ぼす要因に関する文献をレビューすることである。Medline および CINAHL を用いて、血液培養汚染に関する文献の包括的な検索を行った。病院や診療部門は職員を対象とした、無菌操作などの血液培養の手技に関するプロトコールを用意すべきである。培養プロセスでのいくつかの重要な要因によって汚染率が低下し得ることが、複数の研究から示されている。そのような要因には、プロトコール遵守、血管内留置カテーテルからではなく末梢静脈穿刺経路によるサンプル採取、滅菌手袋の使用、消毒薬による血液培養ボトル口の洗浄、他の血液チューブへの分注前の血液培養ボトルへの接種、採血チームによるサンプル採取、汚染率のモニタリング、採血担当者への個人レベルの汚染率データのフィードバック、および汚染が発生した採血担当者の再研修などがある。皮膚消毒が推奨されているが、アルコール含有製剤に有益性があること以外には確実なエビデンスがないため、最も効果の高い消毒薬に関しては依然として異論がある。結論として、病院は自院の血液培養汚染率の最小化を図ることを目標とすべきであり、定期的に汚染率をモニタリングし、汚染率 3%以下を目指すべきである。
サマリー原文(英語)はこちら
監訳者コメント
関連する資材として日本臨床微生物学会編集の「血液培養検査ガイド」(南江堂、東京、2013)があるので、参考にしていただきたい。

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