血液培養コンタミネーション率低下のための効果的な戦略:退役軍人病院での経験★★
Effective strategy for decreasing blood culture contamination rates: the experience of a veterans affairs medical centre
D. Youssef*, W. Shams, B. Bailey, T.J. O’Neil, M.A. Al-Abbadi
*East Tennessee State University, USA
Journal of Hospital Infection (2012) 81, 288-291
血液培養のコンタミネーションは診断にかかわる問題の 1 つであり、医療システムに負荷をもたらしている。採血を担当した医療従事者のイニシャルを血液培養用ボトルに記載することをルーチン化し、その後個人にフィードバックすることが、血液培養コンタミネーション率に及ぼす影響を評価するために、後向き観察研究を実施した。手順変更前の施設全体のコンタミネーション率は 2.6%であったが、介入開始後 12 か月間のコンタミネーション率は 1.5%へ有意に低下した(P < 0.001)。採血を担当した医療従事者のイニシャルを血液培養用のボトルに記載することをルーチン化し、その後個人にフィードバックすることは、血液培養コンタミネーション率の低下に有効であった。
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監訳者コメント:
彼らの戦略は極めて明快である。「血液培養ボトルには、採取した人のイニシャルを記名する」。このことが、採血者に責任感と自立心を持たせ、コンタミネーション率は激減した、というのである。しかし、この成功の陰には、コンタミネーションの記録、実施者の上司へのレポート、スタッフへの個人毎の継続した教育というきめ細やかなサポート体制があった。
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