エタノール含有率を低下させた新規手指消毒剤の殺ウイルス作用:他のアルコール製剤との比較 ★

2006.01.12

Virucidal activity of a new hand disinfectant with reduced ethanol content: comparison with other alcohol-based formulations


A. Kramer*, A.S. Galabov, S.A. Sattar, L. Döhner, A. Pivert, C. Payan, M.H. Wolff, A. Yilmaz, J. Steinmann
*Ernst Moritz Arndt University Greifswald, Germany
Journal of Hospital Infection (2006) 62, 98-106
エタノール含有量を低下させ(55%)、10%プロパン-1-オール、5.9%プロパン-1,2ジオール、5.7%ブタン-1,3-ジオール、および0.7%リン酸を配合した新規製剤は、広域の殺ウイルス作用を示した。定量的懸濁試験において、本剤は蛋白質添加の有無のいずれの場合も、エンベロープを有する7種のウイルス(インフルエンザAおよびBウイルス、単純ヘルペス1および2ウイルス、牛コロナウイルス、RSウイルス、ワクシニアウイルス、B型肝炎ウイルス、牛ウイルス性下痢ウイルス)およびエンベロープをもたない4種のウイルス(A型肝炎ウイルス、ポリオウイルス、ロタウイルス、猫カリシウイルス)の感染力価を30秒以内に103以上減少させた。比較試験において、同程度の作用を示したのは95%エタノールのみであった。
 フィンガーパッド試験において、ポリオウイルス1型(Sabin)の感染力価の30秒での対数減少率は、本製剤は3.04を示したのに対して、60%イソプロピルアルコールでは1.32であった。猫カリシウイルスに対する試験では、本製剤により2.38の対数減少率を示した。一方、70%エタノールおよび70%プロパン-1-オールによる対数減少率はそれぞれ0.68および0.70であった。
サマリー 原文(英語)はこちら

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