帝王切開に関連する手術部位感染症に対する助産師主導の有病率調査プログラム★★

2021.03.31

A midwifery-led prevalence programme for caesarean section surgical site infections

 

E. Baxter*

*Nottingham University Hospitals NHS Trust, UK

 

Journal of Hospital Infection (2021) 107, 78-81

 

帝王切開はよくみられる手技で、すべての分娩の 29%を占める。手術部位感染症(SSI)は、あらゆる外科的手技に伴うリスクである。感染予防・制御の監督能力も有する助産師の主導による、帝王切開に関連する SSI 有病率調査プログラムを実施して、本国民保健サービストラスト内の帝王切開に関連する SSI の有病率を調べた。3 か月の期間(2012 年 6 月から 8 月)にわたる帝王切開に関連する SSI の初期の有病率は 26% であった。帝王切開に関連する SSI の有病率を下げることを目的として、対象を絞った介入を実施し、2019 年には 8%まで低下した。病院側は、帝王切開に関連する SSI の有病率に関するサーベイランスおよび予防プログラムの実施を検討すべきである。真の利益は、最小限の資源により実現される。

 

サマリー原文(英語)はこちら

 

監訳者コメント

英国での報告で、帝王切開の SSI の有病率が 26%と高かったことも興味深いが、比較的簡便な介入で 8%まで低下したことは素晴らしい

 

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Journal of Hospital Infection (2021) 110, 1-6

 

 

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